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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

~2024ラストイヤーにかける想い~中島紗希

2024/11/13

いつも立命館大学体育会ラグビー部にご支援を頂き、誠にありがとうございます。

主務の小暮です。

「2024ラストイヤーにかける想い」、今回は中島紗希(AZ)です。様々な立場の人の視点に立って物事を考えてくれるアナライザーです。私も含め主張が強い4回生スタッフの中でうまく間にはいってくれて、そのおかげで今の4回生スタッフがあると思います。

それでは、中島の「ラストイヤーにかける想い」をご覧ください。


立命館大学体育会ラグビー部アナライザーの中島紗希です。感動する文章を書けるのかイマイチ自信はありませんが、ここでは私がこの部活で成長したことを語ろうと思います。私はこの数年間の部活動を通して自分と向き合えるようになりました。

ご存知の方もいるかもしれませんが、当初はトレーナーとしてこの部活に入部していました。最初はトレーナーとしてこの部活にいることが楽しく、部活がない日が寂しいくらいでした。しかし夏を超えたあたりから不器用さが表れ、なかなかトレーナーとして一人前になることができない自分がいました。そんな中で大学に入ってから「あの人は仕事ができる」「あの人は仕事ができない」という話を小耳に挟む機会が増え、自分も仕事ができない人間だと他人に評価されてしまっているのではないかと、できない自分や他人を責めるようになりました。そこからはできない自分が露呈しないように、他の人の目を気にすることに精一杯になる毎日へと変化していきました。その年の秋シーズン中盤ごろにはもうしんどくなって、RTC(1回生の時まで存在した、早朝の自主トレーニングを行う人たちの集まりです)でお世話になった当時の4回生が引退したら部活を辞めようと決めていました。1回生の春休みの2月上旬に、2月いっぱいで部活を辞めることを同期スタッフと松本さんとトレーナー陣に告げました。松本さんから、最初から部活を辞めると言うよりは一旦休部にしてみたら?という案をいただき、一旦休部することにしました。休部して2ヶ月間、あれだけ嫌だった部活が気になり続けていました。試合も観に行ってしまいました。時間を置くごとにやっぱりチームに戻りたいんだなという思いは強まり、戻ることを決意しました。ただせっかくラグビー部にいるならもっとラグビーのことを知りたいなと思い、トレーナーではなくアナライザーに異動することにしました。

アナライザーになってからは今ほど人数も多くなく、忙しかったですが、同時に視野の広さは広がったと思います。そこから一回生のときの自分を見つめ直せるようになりました。大学4年間、他人の顔ばかり伺って自分が楽しめないのは本当にもったいない。今自分がどうやったらこの部活を楽しめるのかを全力で探求して、全力で楽しむことが大切だと気づきました。また、何かミスをして自分や他人を責めたくなるときもあるかもしれません。ただそれはもう過ぎてしまったことですし、あまり引きずらないように「次頑張ればまぁいっか」と時には自分を許してあげることも大切だなと思っています。後輩に伝えたいこととしては、1、2回生はついこの間まで高校生だったしミスしてなんぼ。そのミスを次にどう活かすか。3、4回生は後輩がミスしたときに、そのミスを活かして次挑戦して来いって言えるようになったら、結構いい感じのチームの雰囲気になるんじゃないかなと思います。といっても私はだいぶ不器用でポンコツなので4回生になってもたくさんミスするし、結構落ち込む性格ですけど…ただこういう自分を認めてあげる考え方を少しばかりできるようになったのは、ラグビー部に所属していたからだなと思います。

キツイ記憶ばかりでうまくいかないことばかりでしたが、人生遠回りでも案外面白かったなと思っています。そしてその人生遠回りで不器用な生き方が私らしさでもあったと感じます。残りの時間、もう二度とないこの瞬間を全力で楽しんでいきたいと思います。

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分析室にいる輩へ
まず、塚平くんには本当に頭が上がらないです。ラグビー未経験の私にラグビーのことを一からちゃんと教えてくれました。スタッツで日を越したり、オールになったりした日も、きっと私に教えながらだったから時間がかかっちゃったんだなとも思います。基礎を作り上げてくれて、そして居場所をくれてありがとう。APU行ってごめんなさい。
次はアナライザーの後輩!こんなにリーダーシップもなくポンコツな自分に、私も驚いています。先輩らしくいこうと思ったけどなんか上手くいかなくて結局頼ってばかりで申し訳ないなって気持ちがあります。色んな気持ちがたくさんありすぎるので、この続きは食べにでも行って話しましょうか。いつきも湯淺くんもひめなちゃんも、みんながいてくれなかったら多分無理でした。本当にありがとう。
最後に分析室にいる分析なのか分からない4回生たち!分析室で語って笑い合えるのもあとちょっと。正直めちゃくちゃ悲しいけども。分析の仕事みんな手伝ってくれてありがとう。

4回生の同期へ
あなたたちはあまりにもシャイボーイすぎて、仲良くなるのに一年以上かかりました。シャイボーイすぎて私のことを下の名前で呼べない子たちばかりで、挙げ句の果てに「イシレリ」とかいうあだ名をつけられたりして(結構気に入ってる)。でもこの学年で良かったなと心から思っています。“女らしく”とか“女だから”とかそういう言葉が嫌いな私にとって、隔てなく接してくれて結構好きでした。残りわずか最高の時間にしましょう!ありがとう!
イシレリより


以上となります。

次回は、西田勝(LO)のラストイヤーにかける想いです。

今後とも宜しくお願い致します。