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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

「後悔しない」西辻隆真

2020/12/03

こんにちは西辻です。
「後悔しない」この言葉を胸に私はこの立命館大学に大阪桐蔭高校からやってきました。この言葉を胸に決めた理由は高校時代にあります。
高校2年生の時は、花園開幕の直前までAチームの25人に入っていて最後の練習試合が終わり、最後のメンバー発表でメンバーから落とされ、花園に出ることは出来ませんでした。
高校3年時の花園では、初戦をリザーブで迎え、次の三回戦で満を侍してスタメンで東京高校戦に出ました。結果は、ノートライに抑えられあっけなく負けました。自分自身何も出来なかっただけでなく高校3年間追い求めてきた花園がこんなにも呆気なく終わり、周りの仲間が号泣する中、私は泣くことすら出来ませんでした。「これで終わりか」その時の気持ちです。
このように高校ラグビーは不完全燃焼で終わり、あの時もっとこうしとけば良かったなど後悔が残りました。このことから大学では絶対に後悔したくないと思い、「後悔しない」という言葉を自分に誓いました。
実際に大学に入ってからの4回生になるまでの3年間は、春のシーズンは何試合かAチームで試合に出させてもらえることもありましたが、シーズンでは一度もAで試合に出たことがなく、Jr.やcoltsで試合に出ていました。夏合宿では、1番下のD戦にも出たことがあったり、怪我もしたりと悔しいことの方が多かったです。
最終学年の4回生になってこのままでは駄目だと思い、自分の目標を「関西Aリーグでトライを取る」に決めました。しかしコロナの自粛があけて練習再開するとファーストにはいたもののなかなかAチームで練習や試合に出ることは出来ませんでした。夏合宿が終わった後にはセカンドにも落ちました。その時はもう無理やとも思いましたが、ここで諦めたら今までの自分と一緒だと思い、諦めずに下のチームで練習を頑張りました。結果シーズンが始まる時にはファーストに戻ってこれました。
でも交流戦などでAチームで試合に出れることは無く、Jr.で試合に出ていました。しかしJr.戦では初戦の天理に勝利し、Jr.での優勝が見えました。その後の試合はcoltsに助けてもらったりもしながら、最後の関大戦に勝てば優勝となりました。自分自身もこの試合が大学ラグビーでのラストゲームだと思い、後悔しないよう全力でやり切ろうと決めました。
結果は、2トライ取ることが出来て、チームも勝利することが出来ました。試合後は感極まって泣いてしまいました。これで本気でやるラグビー人生の終わりだと思いました。しかし最後でトライも取れたので後悔はなかったです。そして週があけて、最初のミーティングでAチームの最終戦のメンバー発表がありました。
「23番 西辻」一瞬返事するのに止まってしまいました。最後の最後でメンバーに入ることが出来たのです。Jr.で一緒に戦っていた後輩や同期がおめでとうと言ってくれました。それだけでまた泣きそうになりました。
僕はこのチームが大好きです。
この大好きなチームでラストもう一度試合に出るチャンスをもらうことが出来ました。
このチャンスは自分だけで掴んだものではありません。今までラグビーを始めてからずっとサポートしてきてくれている両親をはじめとする支えてくれた人や応援してくれた人のおかげです。その人達への感謝を忘れず、また試合後に「後悔なし」と言い切れるように全力でやり切りたいと思います。
長くなってしまいましたが最後まで読んで頂きありがとうございます。