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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

「最後の1年」奥英理乃

2020/12/05

立命館大学体育会ラグビー部に入部して、初のスタジアムでの試合を今でも覚えています。

 

観客席には、絶えなく響く立命コール、試合に心躍らせる笑顔、老若男女関係なくスタジアムが一体となっている姿が一面に広がっていました。

 

フィールドでは、スクラムで勝ったFW達のガッツポーズと笑顔で駆け寄ってくるBK達。トライを取れば、ジャンプして抱きつき満面の笑顔の選手達。

 

ただただ「感動」で胸が熱くなるばかりでした。

 

あの光景、あの感動を多くの人に知ってもらいたい。ラグビーを知らない人にラグビーの魅力を感じて欲しいと、強く思いました。

この感動を多くの方々に与えたい。1回生の時に、そう目標立てをしました。

 

そして、応援の力はチームを強くすると思いました。

「チームが勝つために私ができることとは。」

この4年間、問い続けてきました。

 

選手ではないので勝利には直結したことはできません。

でも、自分が努力をすれば間接的にでもチームに貢献できるはずだと思っています。

 

プロモーションアップすることで応援してくれる人が増え、ほんの少しでも選手の原動力に繋がればと思い、ホームページをリニューアルしたり、ファンクラブ設立に携わったり、シーズン中の試合の集客企画をしたり、、

そして主務になり、やる気に満ち溢れていた私は、ラグビーフェスティバル、高大連携、地域貢献活動、多くの人と連携し企画を進めていました。

 

しかし、世の中はそんな甘くはありませんでした。新型コロナウイルスという大きな壁にぶち当たり部活動停止。

 

企画していたものが全て水の泡になりました。

 

企画や試合中止の連絡に絶望感を感じ、ラグビー部で頑張ることを諦めてしまっていました。約1ヶ月、ラグビー部から心が離れ、私のモチベーションは皆無でした。部活は停止しているのにマネージャー業務はしっかりあって、正直本当にストレスでした。本当に。(笑)

 

自粛期間中に就職活動のことで会った同期達に泣きながら相談したこともあります。話していく中で、選手達のラグビー部への愛、諦めていない意志を感じ、まずは同期のために少しずつ頑張ろうという気持ちが戻ってきました。

そういえば、主務になった当初も何がストレスなのかわからなかったですが、家に帰れば勝手に涙が出てくるほど心体が弱っていた時も話を聞いてくれる同期がいました。

本当に同期に恵まれているなと強く感じます。

みんな優しくて、個性豊かで、一体感あって、返事はしないけど頼んだことはしっかりやってくれるそんな同期で、本当に良かったなと思います。(笑)

 

この同期だからこそ、主務ができたと思っています。

特にキャプテンの庄司には本当に感謝しています。いつも頼ってばっかでした。ありがとう。明日は、思いっきりラグビーを楽しんでほしいです。

 

そして、ボックスで他愛もない話をして私を癒してくれたマネージャーの後輩達。

なんでも話せる癒しのまいまい。しっかり者のこごれーぬ。ラグビーに熱いなっこ。ついいじってしまう本田。妹のような存在のふみねぇ。

みんながいたからボックスにいるのが楽しかったです。私がマネージャーを続ける理由の一つでした。

ありがとう。

 

 

明日で最後かと思うと少し寂しいです。7年間ラグビーのマネージャーを続けて辛いことも楽しいこともありました。大学生で多くのことを犠牲にしてまで、一つのことにこんなに真剣になれることは中々無いと思います。主務になり多くの方々に出会い、沢山学ばさせてもらいました。こういった貴重な環境にいれたことにも本当に感謝しています。そして1番は、ラグビーというスポーツに出会えて本当に良かったです。こんなかっこいいスポーツは無いと思っています。

いよいよ明日は、TEAM庄司ラスト試合です。最後は笑って終われるように絶対に勝ちましょう!

 

最後まで拝読していただき、ありがとうございました。

奥英理乃