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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

~2024ラストイヤーにかける想い~濵田駆

2024/11/16

いつも立命館大学体育会ラグビー部にご支援を頂き、誠にありがとうございます。

主務の小暮です。

「2024ラストイヤーにかける想い」、今回は濵田駆(S&C)です。ラグビー部生粋の頭脳派の部員です。新チームが始動した時の話し合いなどでもみんなが見落としている視点を論理だてて説明してくれ、チームをつくるうえでなくてはならない存在の一人です。

それでは、濵田の「ラストイヤーにかける想い」をご覧ください。


私がラグビーに初めて触れたのは小5の時でした。その時はビビッて関わることを避け、本格的に始めたのは高校生になってからでした。高校3年間がむしゃらにがんばって、キャプテンもやらせてもらって、とても充実していたと思います。

大学に入ってラグビーに関わるか、関わらないか。選手をするのかしないのか。とても迷った記憶があります。高校の監督のもとへ相談に行ったり、友人にも相談したりしました。迷った中で、大学生としての新しいチャレンジというのも兼ねて学生S&Cとして立命館ラグビー部に入部しました。初めは新しいことを覚え、慣れ、行動に移す。自分自身のことで精いっぱいの日々を送っていました。

そんな中で時が経ち、ある程度自分に余裕ができたところで色々思う所も出てきてしまいました。「これはやろう。」と伝えたことをその通りにやってくれないな。「足りてないからもっとやって。」と伝えても嫌そうな顔をされる。試合で負けても、自分は試合に出ることはできないしな、直接関われてないしな。自分の気持ちと部の状況とが乖離してしまって、どうしようもない時期もありました。

でも思えば、自分が選手だった頃も先生に色々言われて嫌な顔をしていただろうし、全てを完璧にやることはできていなかったと思います。それを自分がその立場になったときに
求めるのは違うのかなって。そう思うようになりました。じゃあ、どうすればやってくれるようになるのか。話を聞いてくれるようになるのか。選手が「やろう」と思ってくれるようになるのか。そんなことを考えて話をするようになりました。長期的に選手が質の高いトレーニングを行うためには、選手自ら「やろう」と思うことが一番だと私は思います。選手の気持ちは、理工学部の教授が出す答えのある課題ではなく、答えのない永遠の課題です。そんなものと向き合って、考えて、動く。それが私の見つけた方法です。

Weightの数値が上がったり、Broncoの数値が上がったり、ケガ明けの選手が練習に入って試合に出場できたりした時の選手の笑顔や、何かあったら話を聞いてくれる同期、自宅生のやつらと一緒に乗る電車など色んなものが自分にとっての頑張れる糧でした。とても感謝しています。また、大学に行かせてくれるだけでなく、部活もやらせてくれている親には本当に感謝しています。

自分たちの目標であった選手権出場はもう叶わなくなってしまいました。そんな中でも残りのラストシーズン、チームの為に何をするのか。何を残すことができるのか。そんなことを考えながらやり切りたいと思います。


以上となります。

次回は、堀内 銀之助(SH)のラストイヤーにかける想いです。

今後とも宜しくお願い致します。