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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

~2024ラストイヤーにかける想い~福本 颯翔

2024/11/26

いつも立命館大学体育会ラグビー部にご支援を頂き、誠にありがとうございます。

主務の小暮です。

「2024ラストイヤーにかける想い」、今回は福本 颯翔(DFリーダー/SH)です。練習の時間以外も体のケアをしたり、映像を見返して研究したりとラグビーに多くの時間を使っていて、ラグビーに熱中しています。ラグビーをしている時は、誰よりも楽しそうです。

それでは、福本の「ラストイヤーにかける想い」をご覧ください。


大学4年間はあまり良いことはなかったかなと思います。高校3年の時はずっとリザーブでとても悔しい経験をしました。そのこともあり、大学では1回生からメンバーに入り立命館の9番を着て試合に出たいと思い、入学しました。そんな僕の大学ラグビーはブロンコ測定から始まりました。タイムはほぼプロップ、なんならプロップに入っても遅い方でした。その結果、1番下のチームでした。その後、日々の練習では自分の強みを出すことができ、1回生の初めての試合ではジュニアで試合に出場することが出来ました。とても嬉しかったですが、その前日のAチームの春季トーナメントのメンバーには選ばれなかったので、「この試合で活躍してAチームに必ず入る」という気持ちで試合に臨みました。今思えば人生で1番気合いが入ってたと思います。しかし、その気合いは空回りしてしまいました。6月13日摂南大学グラウンド前半7分敵陣22m左タッチから10mで前十字靭帯断裂の大怪我をしました。中学、高校の周りの友達などがなっていた怪我でまさか自分がなるとは思っていませんでした。とてつもなく痛かったし、あの時の膝の音、関節が外れたような感覚は今でも鮮明に覚えています。そこから、ラグビーへの熱量は次第に減っていきました。月木がオフで、火水金は病院へリハビリ、土日にふらっとグラウンドに行く、そんな生活をしていました。

そこからもう一度ラグビーに対しての熱量を戻してくれたのは母校の花園優勝でした。花園決勝の日にわざと病院を朝イチに入れ、その後ダッシュで花園に向かい試合を観戦しました。とても感動したし、今の自分は何をしているんだと思いました。あの日練習をサボって試合を見に行ったおかげで今の自分があるし、もう一度ラグビーに対してひたむきに取り組めるようになれたきっかけでした。その後、オフの日に病院を入れ、練習に行けるようにして復帰に向けてトレーニングやリハビリを行いました。当時は体重77キロ、体脂肪22%の体でしたが、成田さんとマンツーマンで食事のやり取りをして、体をしっかりしぼることができました。膝の調子はあまり良くならなかったですが、松本さんに色々見てもらいながらゆっくり復帰に向けて過ごしていくことができました。松本さんと色々言い合いながら、愚痴りながら日々を過ごし、2回生の春シーズン終盤に復帰することができました。復帰後は元々走れないのにもっと走れなくなり、さらに試合から約1年離れてたこともあり思うようにプレーできませんでした。悔しかったし、自分に苛立ちました。そこからオフの日は有酸素、瞬発系のトレーニングを行い、動ける身体を作ろうと努力をしました。日に日に体の動きは良くなっていきました。
2回生の秋シーズン天理戦にAリーグデビューをすることができました。普段一切緊張しないと言っていますが、この試合は人生でいちばん緊張しました。足と声は震えてるし、体はガチガチになっていました。やっと努力が実り、スタートラインに立つことができました。交代でグラウンドに入る時のスタンドからの声援は今でも覚えています。めちゃくちゃ嬉しかったし、心強く、緊張で慌てている自分の背中を押してくれました。みんなにはとても感謝しています。

Aでの出場時間は増えていきましたが、瞬太郎の壁は大きかったです。一度も9番を着ることはできませんでした。正直悔しかったです。けど瞬太郎を追いかけて努力した期間、違いを見つけようと試行錯誤した期間は自分の成長にとても繋がりました。短所を克服しようとするのではなく、長所を伸ばそうと考えて良かったと今は思います。ラグビーにブロンコはいらないです!パッションでなんとかなります!(ブロンコは速いに越したことはないです。後輩のみんなは頑張ってください。)

改めてこの4年間は楽ではなかったし、良かったことはとても少なかったと思います。しかし、たくさんのことを学べた4年間でした。そんな大学4年間たくさんの人に支えてもらい過ごすことができました。同期にはとても感謝しています。たくさんの時間を一緒に過ごして、苦楽を共にして4年間かけがえのないものになりました。あとは家族にも本当に感謝しています。常に自分に寄り添ってくれたし、たくさんの無理を聞いてくれました。今までの感謝を心の底から楽しんでラグビーをする姿で見せたいと思います。
最後勝って笑顔で終わりましょう!


以上となります。

次回は、樋川 蔵人(クラブリーダー/FB)ラストイヤーにかける想いです。

今後とも宜しくお願い致します。