チームロゴ

RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

~2024ラストイヤーにかける想い~小暮 大悟

2024/11/27

いつも立命館大学体育会ラグビー部にご支援を頂き、誠にありがとうございます。

主務の小暮です。

「2024ラストイヤーにかける想い」、今回は私、小暮 大悟(主務)です。

それでは、私の「ラストイヤーにかける想い」をご覧ください。


自分自身の四年間の振り返りと、「ラストイヤー」で感じたもの、そして後輩への想いを綴らせて頂きます。

振り返ると毎日刺激ある生活を送ることができました。
特に一回生は、毎日が新しいことの発見でした。今まで経験していなかったメールや電話でのやりとり、資料の作成などの事務作業、今となっては当たり前となりましたが、毎日が新鮮でした。

二回生になって、マネージャーの人員の都合もあり、主務の仕事始め様々なことをやらせて頂くことになりました。最初は不安ながらも楽しもうという気持ちでやっていましたが、だんだん「これでチームが円滑に回るだろうか、抜けはないか」というような不安な気持ちと作業量が増えてきて、精神的にきつくなりました。この時は先輩方や同期にもたくさん話をきいてもらって乗り越えられましたが、今となっては間違いなく貴重な経験だったと思いますし、支えてくれた人たちに感謝したいです。
この経験のおかげで「業務」という観点では基本的に怖いものなしていうくらいの耐性はついたと思いましたが、三、四回生でも壁の連続でした。入ってきてくれた後輩も含めてマネージャー、スタッフとどのように動いていけばよいか、どのようにしたらより良い「組織」になるかを考えて行動することの繰り返しで、うまくアプローチできなかったことも多く、振り返ると申し訳なかったなと思うことも多々ありますし、今も試行錯誤の連続です。

そして、「ラストイヤー」の今年は大きく二つのことをやろうと決めてスタートしました。一つ目は、「「スタッフ」という組織をより強いものにしよう」、二つ目は、「チームスローガンを浸透させ、戦績目標達成にも寄与する」いうことです。
一つ目に関しては、誤解を恐れずにいうと「スタッフの仕事の交通整理」です。四年間過ごしてきて、いい意味でも悪い意味でも日々のスタッフの活動を「仕事」と捉えすぎているなと感じていました。それは今までの先輩の「仕事をてきぱきこなす」姿やすごさが鮮明に受け継がれているからかもしれません。そもそも何のためにこの仕事をやっているのか、選手はじめチームをより良い状態にするためにはどうすればいいのか、そのうえで実行するのに人手が足りないのならどのように他の部署や選手などのチームメイトに協力を求めていくかというような視点があまりなく、自分の「部署」の仕事を完璧にやることに固執しているなと感じていました。そのためおこがましいですが、私自身そのあたりの交通整理をしたいと思い、色々なアプローチをしてきました。時には適切なアプローチができておらず、仲間や後輩に不愉快な思いをさせることもあったかなと思いますが、その過程は自分自身にとって大きな学びになりましたし、ついてきてくれた後輩、そして時には私にとって耳の痛いことでもはっきり言ってくれた同期スタッフには感謝しています。

(懐かしの写真なので、載せてます。駆、礼生、一色、崇晃もありがとう!)

二つ目の「チームスローガンを浸透させ、戦績目標達成にも寄与する」については、この一年での達成度は非常に低いなと感じます。最初4回生、リーダー、コーチで話し合って決めたことが形になっているかと聞かれれば、むしろなっていないものが多く、非常に悔しいです。ここで書くかは正直迷いましたが、きれいごとを書くのが自分の性分上できないので、お許しください。先ほど「話し合って決めた」と言いましたが、最初のこのステップに関しては後悔していません。このころは真之介、みうたちとどのようにミーティングを進めるかを話して、その後も同期のみんなが積極的に話に参加してくれて「チームとして大事にすること」というものは明確にできたと思います。ただその後、流れるように月日がたっていきました。一生懸命体現してくれる仲間や後輩もいたり、振り返る機会をつくったりもしましたが、現時点でone、凡事徹底がチームに根付いているかと聞かれたときに素直に首を縦にふれないですし、戦績目標である「大学選手権出場」の達成も難しくなっています。

私としては、スタートダッシュは良かったと思いますが、1年間通してスタートダッシュで決めたことを「自分たちの正解」にする「覚悟」と「努力」がチーム全体として足りなかったと思います。チームの方向性とかいっぱい話したけど、本当にチームを変える覚悟が一人ひとりにあったのか、結局そこに行きつくと思いますし、何より、コーチやリーダー、スタッフなどのつなぎ役である自分自身が不甲斐ないなと思います。

そのうえで後輩に伝えたいことは、以下のことです。
「チームとして大事にすると決めたことを徹底して意識して、その基準で頑張り続けること」です。

例えば「頑張る」といっても人によってその基準は違います。今のチームをみると、練習を休まずに来ることを頑張ると考えているという人もいれば、人よりも何倍も自主練して取り組むことを頑張るととらえている人もいます。一般的には、ここにいる選手やスタッフは、「頑張っている」と思うし、個人的には尊敬しています。自分はあんなきついフィットネスなんて耐えられないですし、一般的に見てもスタッフのように部活に時間を使っている人たちは、他の大学生見渡してもあまりいないですし。けれど、ここは「選手権出場」、また重点強化クラブとして支援頂いている以上、「大学選手権で勝ち進んで国立の舞台に進むこと」を目指すチームです。「一般的」な視点で取り組みの中身を決めるチームじゃない。だから「頑張る」ひとつとってもその目標に向かうのに見合った取り組みをしなければいけない。
今もし四回生になったらもっと頑張ろうとか思っている人がいたら、その考えをすぐにでも捨ててほしい。本気でチームをよくしよう、目標を達成しようと思ったら、その基準の「頑張り」に必死でくらいついていかないといけないと思います。
恐れ多いですが、以上が自分自身の率直な思いです。

長くなり、申し訳ないですが、最後に感謝の気持ちを伝えさせてください。

家族へ。
いつもありがとう。部活中心な生活によりそってくれて、試合会場にもたくさん応援に来てくれて、本当に頭があがらないです。話を聞いてくれたり、何不自由なく部活に取り組めるような環境を整えくれたり、本当にめぐまれていたなと思う。立派な社会人になって、少しずつ恩返しできるように頑張ります。

マネージャーの先輩方へ
不器用ながらもどこか生意気な自分の面倒をみて頂いてありがとうございました。小榑さん、まいさん、本田さん、なっこさん、矢内さん、ふみかさん、どの代の先輩もカラーが違って毎年多くの学びがありましたし、人間的にも尊敬できる先輩方でした。本当にありがとうございました。

同期へ
普段いじってきたり、そっけない感じ出してきたりするけど、しんどいときに真剣に話を聞いてくれたり、笑いに変えてくれたりと、いざというときに本当に頼りになる同期でした。この四年間しんどいこともあったけど、乗り越えられたのはみんながいてくれたからだし、本当に感謝しています。ありがとう。

後輩へ
気さくに話しかけてくれたり、時にはいじってきたりと、みんなと話している時はとても楽しかったです。このチームは本当にいい人が多いと思います。特にマネージャーの後輩には感謝しています。今年厳しい要求をしたことも多かったし、去年との違いや一年目で入ってきてこんなに厳しいのかというような戸惑いもあったと思うけど、最後まで支えてくれてありがとう。

また、最後になりますが、保護者の皆様、OB・OGの皆様、コーチ、スタッフの皆様、4年間ありがとうございました。皆様のご支援やご指導があり、4年間ラグビー部の一員として活動でき、そして成長することができました。心より御礼申し上げます。今後とも立命館大学体育会ラグビー部を宜しくお願い致します。

長々と書かせて頂きましたが、とにかく最終節チーム一丸となって戦いぬきます。最後現状一番いい終わり方をみんなで実現しましょう!


以上となります。

次回は、共同主将の本郷 正人(LO)、山下 真之介(SO)のラストイヤーにかける想いです。

今後とも宜しくお願い致します。