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RITSUMEIKAN UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB

立命館大学
体育会ラグビー部

「献身的に」野村雅大

2020/10/03

僕は中学生のとき、スクールでラグビーをしていた流れで中学校のラグビー部に入りました。その中学校では、チームのために体を張ることを大切にしていて、練習でも特にタックル練習がほぼ毎日ありました。

そこでは普通であったことが結果として基礎を固めて、高校、大学と段階が上がっても自分の強みとして活かすことのできるスキルとなっていました。

しかし大学1回生の秋の公式戦で、私は今まで経験したことのない怪我を負いました。味方の選手と頭同士をぶつけたのですが、しばらく意識が戻らず、気づけば病院でした。最初は、痛みがなくなりしばらくすれば復帰できると思っていました。

この怪我はそんなに軽いものではなく、選手を続けるかどうかの状況までいきました。でも、少しでも可能性があるならばと、いくつかの病院を周り、多くの方と話をして、選手を続けることができました。

しかし不安もありました。怪我前と同じようなプレーが果たしてできるのだろうか。もう一度同じように怪我をしてしまったらどうなるのだろうか。選手を続けることの意味なども何度か考え、先輩に弱音を吐いていたこともありました。

そんなとき、チームメイトを始めいろんな人が僕を励まし続けてくれました。自分自身を必要としてくれることが、とても嬉しかったことを今でも覚えています。時間がかかっても復帰してチームのために戦いたい、みんなと試合がしたい、そう強く思うことができました。その思いが、復帰までの長い期間の地道なトレーニングを頑張らさせてくれました。

復帰戦は2回生の頃の北見での試合で、緊張しすぎてアタックの時にディフェンスの立ち位置にいたりしてました。その試合でごっつあんではありながらもトライをすることができ、ラグビーってやっぱり楽しいな、選手として復帰できてよかったな、と思いました。
この怪我があったからこそ、自分の強みである部分をさらに強くすることができたと思います。


そして今、4回生としてより一層、チームのために「献身的に」体を張り続け、目標の達成に貢献します。

またこの怪我だけでなく、今までラグビーを頑張ってこれたのも、支えてくれた人や、応援してくれた多くの人のおかげです。感謝を忘れることなく、そのような人たちに少しでも恩返しができるよう、残りの期間を大切にし、1日1日努力していきます!

このような状況ですが、精一杯頑張るので、今シーズンも立命館大学ラグビー部の応援よろしくお願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!